2011年3月2日水曜日

劇場版アンパンマン「ブラックノーズと魔法の歌」の感想

去年の夏公開の最新作。

お祭りをしようとしている街の人たち。
その頃、岩の下の洞窟でブラックノーズ(魔女みたいな巨人)がカーナという女の子にオカリナを持たせて街に送り出す。
ブラックノーズはカーナを娘として育て、楽しいことは間違っていると教育していた。
カーナはメロンパンナと出会い、パン工場に記憶喪失の女の子として世話になる。
そして、夜ごと出かけてはオカリナを吹く。
オカリナの音色を聞いた者は心の中が真っ暗になってしまう。
そうすることによってブラックノーズの封印は解かれるのだった。
しかしカーナはアンパンマン達と交流することによって少しずつ本当に楽しいことは間違っているのだろうかという疑問を抱くようになる...。


感想としては、ばいきんまんの活躍が少ない!!ということですかね~。
アンパンマンのライバルのはずがほとんど活躍ナシ!!という珍しいことに。
「うきぐも城」でもあんまり活躍しませんでしたが、今回はさらに目立ちませんでした...。
一応クライマックスへの切っ掛けを作りはしましたが...。
そしてロールパンナは一ミリも出ませんでした...。

ストーリーもなんだか今まで見てきたアンパンマン映画とは違っていて、暗い感じでした。
カーナは正しいことと思い、オカリナを吹くのですが、なんだか裏切り者のような雰囲気になってしまっていました。

なんだか話のメリハリが少ないような気がしました。
カーナは最初、心を閉ざしているのですが徐々にブラックノーズの言うことに疑問を抱くようになる、という描写をもう少し分かりやすくすれば良いのにと思いました。
せっかくアンパンマンと語り合うシーンがあるのに、ちょっと掘り下げが足りないかなぁ...と思いました。
そしてブラックノーズの動機の不可解さ。
封印された理由や、何故皆の心を暗くすると封印が解かれるのか?という説明がほとんど無いのでイマイチブラックノーズの行動に納得がいかないのでした。
見終わった後スカッとはしませんね...。


カーナの声が結構凛々しい感じでカッコよかったです。
黒い翼が出てくるし。

浄化されたカーナはちょっとプリキュア?とか思ってしまいました。

しかし、マンネリから脱却しようとしている所は良いと思いました。
色々言いましたが結構面白いですし。

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