2011年2月28日月曜日

劇場版アンパンマン「いのちの星のドーリィ」感想

漂う宮沢賢治臭。
もう星祭、疎外感を味わう主人公、物悲しいラテン音楽というところでますむら版銀河鉄道の夜を思い出しました。あと、命の星の設定は「貝の火」っぽい?

今回はまた随分重い話でした。
海に捨てられた人形を拾うアンパンマン。
その夜、アンパンマンと同じ「命の星」により命を得る人形=ドーリィ。
しかし、せっかく得た命なんだから好きなことをして生きる、と言い切り自分勝手なドーリィ。しかしだんだん命の火が弱くなってきて…。という話。
この火が弱くなってくるという展開、かなり恐いですね~。
あと、ばいきんまんがもうちょっと本質的に絡んでくると思ったのですが、そうでもなくちょっとがっかり。アンパンマンファンの間では評価が高いようなのでちょっと期待しすぎたのかも。そういう点ではこの間見た「ハピー」の方が良かったかなぁ…。

ロールパンナが出てきましたよ!!一シーンのみですが。
毎回皆で「アンパンマーン!!」と叫んで始まるのですが、メロンパンナも一緒に叫んでるのはどうかと思います。一応スーパーヒーローでしょ。少しはスーパーガールを見習いなさい!!といいたくなります。


同時放映の「コキンちゃんの青い涙」はコキンちゃんの声優が微妙でした…。テーマソングもちょっと下手…。と思ったらまた芸能人でした…。

一応フォローすると、きちんとした展開とビジュアルで見せる映画になっています。

それまで意地を張っていたドーリィがアンパンマンの胸で泣くシーンは思わず涙しそうになりました。
クライマックスもかなり燃える展開で、死んでしまったアンパンマンにドーリィが身を挺して守るシーンはグッと来ました。

この感想は2009/1/5に書いたものです。

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